子犬のしつけはいつからどのような順番で行うと良いのでしょう?
子犬にとってしつけはとても重要で、しつけを怠るとご近所トラブルや様々な問題を招きかねません。
きちんとしつけされたワンコは、子どもたちの人気者にもなりますし、手がかからないので人に預けても大喜び!悩む時間もなくなって、可愛いワンコと遊ぶことに専念できます!
そんな正しいしつけ方法ですが、可愛い子犬を我が家へ迎え入れた際、いつ頃からしつけを行えば良いのでしょうか?
子犬のしつけ時期やコツについてご紹介致します。
子犬のしつけは3ヶ月が目安?子犬の成長に合わせたタイミングでしつけを始める!
子犬のしつけは生後90日からスタートさせる事が一般的です。
この時期より前は子犬がまだ子供で知能が低く、しつけを行ってもあまり意味がありません。
では子犬のしつけをスタートさせるには、どの様な点を注意すれば良いのでしょうか?
子犬のしつけは環境づくりが大切!
しつけを始めるにあたって注意して頂きたい事が環境づくり。
物が散乱した部屋ではケガのリスクもありますし、しつけが上手く行えません。
まずは部屋を片付けて頂く事から始めて下さい。
子犬を迷わせないコミュニケーションでしつけする成功法!
子犬のしつけを成功させる為には家族全員の協力が重要。
皆の意識がバラバラでは子犬が混乱し、しつけを上手く行う事が出来ません。
子犬のしつけを行う際は事前に家族で話し合い、どの様なしつけをするのか家族全員の意識を統一させる事が成功の鍵。
出来れば子犬を迎え入れる前に一度話し合いを行っておきたいですね。
子犬の喜怒哀楽や性格を観察する!
子犬のしつけを行うには子犬自身の正確を把握する事が大切。
元々活発な子や大人しい子など子犬の性格も様々。
子供を教育する際その子の性格や個性を尊重してあげる事が重要と言われていますが、それは子犬も同じです。
その子の性格に相応しいトレーニング方法を考えてあげましょう。
子犬を迎え入れたらまずはその子がどの様な性格なのか、しっかり観察して下さいね。
子犬にとってのリスクを事前に取り除く!
子犬は人間の赤ちゃんと同じで何でも口に入れたがります。
更に遊びの延長で様々な物を噛む事も視野に入れなければなりません。
口にしたり噛んだりして危険な物は置かない様注意しましょう。
又電気コードは噛んでしまうと命を落とす危険もありますので、専用のカバーを使用して危険のリスクを排除して頂きたいと思います。
サークルやケージを使用する際の注意点!
サークルやケージを設置する場所にご注意下さい。
ゴミ箱や観葉植物など口にすると危ない物が、子犬の手の届く範囲にありませんか?
子犬はやんちゃで行動的。
人間が想像しない様な事をやりかねません。
出来るだけ周りには何も無い場所に設置して頂きたいと思います。
しつけを成功させる為に子犬の信頼を得る事が一番大事!
子犬のしつけの為にしっかり環境を整える事が出来れば、あとはしつけを行うのみ。
しつけを成功させる為にまずは子犬からの信頼を得なければなりません。
ではどの様にすれば子犬から信頼を得られるのでしょうか?
まず重要な事は飼い主の態度
子犬はとっても可愛くつい甘やかしてしまいがちですが、その様な状態ではしつけが上手く行えません。
無駄に厳しくする必要はありませんが、毅然とした態度でしつけを行いましょう。
次に重要なのが犬にかける号令の統一
これは当たり前の事なのですが子犬にかける号令が家族でバラバラでは混乱を招き、中々学習する事が出来ません。
子犬にかける号令は家族全員で統一して頂きたいと思います。
※毅然とした態度、家族全員で号令を統一させれば、あとは実践!子犬のしつけはいきなり様々な事を教えるのでは無く、段階を経る事が大切です。
アイコンタクトで名前を覚えさせる!
子犬自身の名前を覚えさせる事から始めましょう。アイコンタクトで名前を呼びかけ子犬自身に自分の名前を認識させます。
この時ご注意頂きたいのが名前の統一。
名前なんて1つしか付けてないし統一も何も無いと思われたそこのあなた?
実はこれが意外と落とし穴なのです。
子犬は見た目の可愛さから名前を付けても正式名では無く、ついあだ名で呼んでしまう事も。
例:犬の名前ランキングで上位に位置する「マロン」という名を例にしますが、名前の通り「マロン」と呼べば問題ありません。
でも「マロちゃん」「マーたん」などあだ名をつけ家族で呼び名がバラバラになってしまうと、犬が混乱してしまいます。
これは結構見られるケースなので是非ご注意下さい。
名前を覚えさせた後は「待てやおすわり」を覚えさせる!
このしつけは基本中の基本。後に成長して気持ちが高ぶったり興奮した場合でも、待てやおすわりをさせる事で犬の感情を抑えリラックスさせる効果がありますので、子犬のうちに徹底して教えましょう。
「甘噛み禁止」を教える!
これも需要なしつけですね。子犬の時に十分なしつけを行わないと、将来噛み癖が残ってしまう可能性があります。
そして噛み癖が残ってしまうとなかなか治す事が出来ません。
その為子犬の時期に徹底してしつけを行いましょう。
甘噛みのしつけには犬専用のおもちゃを使用して頂くと効果的です。
子犬と遊びながらおもちゃは思う存分噛ませ、噛んではいけないものを噛んでしまった場合は「ダメ」と教える。
注意点:子犬は最初色々な物を噛みますが、その都度良いのかダメなのか教えます。
その噛む行為中に注意する事が最も効果的。
後で注意しても何に対して注意されているのか理解できませんのでご注意下さい。
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ご褒美を有効活用しよう!
犬は怒るのでは無く出来た事に対して褒める事で成長すると言われています。
もちろん甘噛みの様にダメなものを教える事は大切ですが、怒ってばかりでは犬が萎縮してしまいます。
トレーニング中教えた事が出来たらおやつなどのご褒美をあげ、目一杯褒めてあげましょう。この言葉で褒めてあげる事がとても大切。
ポイント:ご褒美を有効活用しつつしっかり声に出して褒め、犬のやる気を損なわない事がポイントですね。
子犬を迎え入れたらしておきたいトイレのしつけ
トイレのしつけもとっても大切!
- 出来れば子犬を迎え入れてすぐに始めて頂くと比較的スムーズにしつけをする事が出来ます。トイレのしつけにはゲージやサークル、トイレシートをご用意下さい。
子犬をサークルやケージに入れて観察して頂きます。 - その場でクルクル回る行動が見られれば、それはトイレのサイン。素早くトイレシートに移動させましょう。
- 無事トイレシートで用を足せればしっかり褒めてあげます。これを繰り返し行いトイレの場所を覚えさせます。
- ある程度覚えられれば、後は犬自らがトイレに行く事を促します。おもちゃなどを使用し上手く誘導してあげましょう。
万が一失敗しても絶対に怒ってはいけません。用を足す事と怒られる事をイコールで結びつけてしまうからです。
ポイント:人間自身心に余裕を持ってしつけに取り組みたいものですね。この様なしつけを行っても解決出来ないお悩みもあります。
次はそんな犬の問題点の解決方法についてご紹介致します。
犬の問題点を考慮する!「犬が雷で怖がるときの対策」
犬が雷を怖がる事を雷恐怖症と呼びます。
実は雷恐怖症の犬は意外と多くお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
雷恐怖症とは犬が雷の音や光、気圧の変化による異変を感じて様々な症状が出るというものです。
体の震えや鳴き喚く、下痢やひどい場合はショック死なんていう事も。
- 犬が雷を怖がる場合は安心できるハウスを用意します。
- 犬が自由に出入り出来るものが望ましい様です。
- また犬を落ち着かせる為には飼い主さんが平常心を保つ事が重要。
- 雷が鳴った際は平常心を保ちつつ犬をなだめてあげて下さいね。
雷は人間にとっても怖いものですが、飼い主さんが怖がると犬にもその気持ちが伝わってしまい余計不安にさせてしまいます。
犬が自分の足を舐める…原因は分離不安?
犬が自分の足をしきりに舐めるのはストレスにより精神状態が不安定になっている為。日中一人でお留守番が長い犬に良く見られる行為です。
みなさんの都合でお留守番はやむおえないかもしれませんが、もし長時間一人にしなければならない場合は、帰宅後出来るだけ遊ぶなどして犬とコミュニケーションを取って下さい。
飼い主さんからの愛情を感じられれば心も落ち着くはずです。
犬が爪切りを嫌がる…を解消する方法と切り方のコツ!
爪切りを嫌がる犬はとても多いですよね。
無理矢理押さえて爪を切った場合や痛い思いをした場合など、爪切りに対して何らかのトラウマがあると爪切りを嫌がります。
まずは爪切りに対しての恐怖心を取り除き、爪切りに慣れさせる事から始めましょう。
- 具体的には犬に爪切りを見せ匂いを嗅がせます。
- その後体に爪切りを触れさせ、爪切りは怖くないという事を理解させます。
- そして爪を切りますが最初から全ての爪を切るのでは無く、一本の指から始めてみて下さい。
- 大人しく爪を切らせてくれたらご褒美を与え褒めてあげます。
これを繰り返す事で爪切りに対しての恐怖心が取り除けますので、爪切りを嫌がる犬にお困りの方はぜひお試し下さい。
犬の無駄吠えのしつけ...吠える理由を理解する!
犬の無駄吠えはご近所トラブルに発展する可能性がある為、出来れば止めさせたいものですよね。
無駄吠えと言っても犬は何も理由が無く鳴いているのではありません。
鳴くには必ず理由があるはずです。
愛情不足で寂しさを感じている場合、運動不足や様々な理由から感じるストレス、何かに対しての恐怖心や体調が悪い場合もあります。
これらに当てはまるフシはありませんか?
犬の無駄吠えを解消させる為には吠える理由を理解する必要があります。
犬の様子をじっくり観察して頂くと理由が見えてくると思いますので、無駄吠えに悩む方は一度しっかりと愛犬に向き合ってみて下さい。
必ず吠える理由が見つかるはずです。
子犬のしつけについてお伝えしました!
しつけがどうしてもできない場合にはやはり専門のドッグトレーナーにお任せした方が良いかもしれません。
犬のしつけがしっかり行えない場合は人間も困りますが、犬にとっても良い事はありませんので専門家にお任せして頂く事をお勧め致します。
まとめ:犬のしつけは時間や体力を消耗し、上手くいくことばかりではありません。
思う様にいかずイライラしてしまう事もあるかもしれませんが、みなさんの努力と愛情次第で犬は幸せな生活を送る事が出来ます。
大切な命の為に出来るだけ頑張ってみませんか?
みなさんの想いは必ず愛犬に届くはずです。
みなさんが愛犬と幸せな生活を送って頂く事を強く祈っております。