ミケルソンをはじめとするPGA選手から長年愛用され続けているPINGのEYE2サンドウェッジとロブウェッジ。
バウンスの抜けが良く、開いてもそれほどエッジが高くならない特殊な山型バウンス形状は、この時代からカーステンのハンドグレービングの技術で、PGAプロのフィードバックを得ながら行なわれていました。
そのような先進的なクラブ作りに特出したカーステンの秘密は、時代を超えた使いやすさと卓越した性能にあります。
本記事では、軽量シャフトとヘッド、独自の山型バウンス形状、58度近いロフト角などの特長を紹介し、なぜトッププロからも支持され続けるのかを解説します。
抜群の使いやすさ
EYE2サンド/ロブウェッジの最大の魅力は、その使いやすさにあります。
軽量のスチールシャフトと軽量ヘッドが、スムーズなテンポを生み出し、アプローチスイングを助けます。
また、グースネックの付け根が少し外に出ているフェースデザインで、悪いライからもボールを拾いやすく、ヘッドは開きやすく構えやすい設計になっています。
理想的な弾道とスピンコントロール
サンドウェッジは57.7度、ロブウェッジは61度と、高めのロフト角設定です。これにより高い弾道が得られ、強いスピンをかけて止まりの良いショットが可能になります。さらに、独自の山型バウンス形状が地面からのスムーズな抜けを実現。バンカーやラフからでも、ボールに理想的なスピンをかけられるのが魅力です。
ラフ脱出に最適なソールデザイン
EYE2ウェッジのソールには、ラフ脱出に最適なデザインがなされています。ソール後方のラウンド形状がラフの芝を受け流し、フェースの開きにくさを防ぎます。そのためラフからでもスムーズに狙いを定めることができ、意図したスピンを掛けやすくなっています。
プロゴルファーにも支持される理由
PINGのEYE2ウェッジが長年愛用され続ける理由は、時代を超えた実力の高さにあります。高弾道とスピンコントロール、そして抜群の使いやすさは、ツアープロからシングルゴルファーまで幅広くニーズを満たしてくれます。こうした実直な性能が、ミケルソンなどトッププロにも認められている所以なのです。
EYE2サンド/ロブウェッジはPINGの代名詞的な存在で、クラシックながらも今なお色あせない実力を発揮し続けています。アプローチショットの深化を目指す上で、その性能は大いに参考になるはずです。
フィル・ミケルソン 神がかったウェッジ技術の秘密
フィル・ミケルソンは、世界最高峰のプロゴルファーとして長年活躍し続けています。
彼の圧倒的な実力の秘密は、卓越したウェッジショットにあり、ミケルソンのウェッジ技術の魅力と、その背景にある努力について解説します。
ミケルソンのウェッジショットの魅力
ミケルソンのウェッジショットは、ピンをねらえるほどの精度と、強烈なスピンを併せ持っています。グリーン上に転がり込んだボールは、そのスピンのおかげでグリーンに食い込み、すぐさまその場に止まります。
どんなラフやバンカーからでも、狙ったコースにボールを乗せられるのが彼の技術です。
このような正確無比なショットは、ミケルソンの優れた手元と体の使い方によるものです。タイミングを完璧に計算したスイングによって、ボールにまっすぐなスピンがかかるのです。
神業と呼ばれる所以
ミケルソンのウェッジショットは時に「神業」と形容されます。それほど人間離れしたショットなのですが、その正確性と安定性には理由があります。
ミケルソンは幼い頃からウェッジワークに注力し、何万というショット練習を重ねてきました。練習場でひたすらショットを打ち込む中で、手元の感覚を磨き上げ、体の使い方を完璧に覚えたのです。このような地道な努力の賜物が、今の神がかったようなウェッジ技術なのです。
加齢に負けない技術
ミケルソンは現在52歳。
一般的に年を重ねると技術は衰えがちですが、彼のウェッジショットは今なお健在です。むしろ近年は、よりスピンの掛かったショットを打てるようになっているとか。
これも練習への取り組み方が変わらず、日々コツコツと腕を磨いている賜物です。初心に返り続ける根気と努力が、衰えを防ぐ秘訣なのでしょう。長年の経験からくる奥の手も持ち合わせており、技術の深化に貢献しています。
ミケルソンのウェッジ技術は、プロアマ問わず世界中のゴルファーから絶賛されています。
努力を重ねる中で体得した技は、年を重ねても色あせることがありません。
神業とまで言われる彼の実力は、確かな裏付けがあるからこそ生まれたものなのです。