犬の花粉症?アレルギー?ウィルス感染?
みなさんは冬の終わりから春にかけて憂鬱な気分になりませんか?
そう、ご想像どおり花粉症です。
正に花粉症真っ只中でティッシュが手放せないという方が多いかもしれません。
この様に書いている私も実は花粉症で、
現在手元にティッシュがスタンバイしております。
花粉症の症状で辛いのがくしゃみや鼻水。
鼻をもぎ取って直接洗いたくなってしまうほどのムズムズ感は何とも言えません。
そんなくしゃみや鼻水に苦しむのは人間でだけではありませんよね。
みなさんが飼われている犬もくしゃみや鼻水に苦しめられる事があるのです。
では犬の場合何が原因でくしゃみや鼻水がでるのでしょうか?
犬のくしゃみや鼻水の原因についてお伝えします。
犬のくしゃみや鼻水で考えられる病が「アレルギー性鼻炎」
アレルギー性鼻炎は鼻水やくしゃみ、涙目や鼻血などの症状が現れます。
アレルギー性鼻炎は主に成年期に罹りやすいと言われており、
花粉やハウスダスト、ウイルス感染が原因になっています。
特に免疫力が下がってしまうと
普段感染しない様な菌にも感染してしまう為、
日頃から免疫力を高める事が大切です。
我が家で気をつけているのは
繊維質とビタミン・ミネラルや消化酵素の摂取!
猫や犬も健康に良いペットフードを食べて
適切な量の散歩や運動をしていれば通常大丈夫ですが
排便をキチンと行うことが免疫力を高める要として重要です!
そのため繊維質は、ペットフードに混ぜたりして
必要十分に摂取してもらうのがオススメです!
特に春先ですと柔らかいキャベツ!
の浅漬けの塩分をよく絞り、
水で洗い落としたものを食べさせると効果的です!
キャベツは繊維質が多く、胃腸粘膜の保護(ビタミンU)や
強い抗酸化力で免疫力アップに欠かせないビタミンCや
そして生野菜の状態ならドライフードだけでは不足しがちな
消化酵素やミネラルも豊富なので、健康維持には適しています。
アレルギーの大元の抵抗力を正常化するために必須な
消化吸収器官の胃腸癖を健康に保つことがコツです!
ちょっとメタボ気味のわんこには
マイルドなかさ増し・置き換えダイエットとしても利用しやすい野菜です。
冬にはどこでも手に入るリンゴ!
りんごに含まれるペクチンは、
腸内の善玉菌を活性化し、悪玉菌の繁殖を抑えます。
腸内環境の正常化が行なわれることで消化吸収力がアップしますので、
その結果、毛並みが良くなったり、元気に遊ぶようになりますので、
犬の健康にはとても良い食材です!
ペクチンや強い抗酸化作用をもつポリフェノールは皮の部分に豊富に含まれています。
そのため、リンゴは皮ごとミキサーやフードプロセッサーで細かく破砕したり
皮の汚れを良く取って、皮ごとすりおろして与えると消化吸収しやすくなります。
リンゴは重曹を溶かした水に30~40分浸けておくだけで
表皮に多い農薬などの毒素も抜けて、
ワンちゃんの健康を脅かす要素を取り除いてくれるようです!
リンゴが手に入らない時には、
アップルペクチンサプリメントの中身を水で溶いて
ドライフードに混ぜて食べさせてあげると良いです!
納豆菌の優れた善玉菌効果!
納豆をはじめとした発酵食品には、
腸内環境を整える善玉菌が多く含まれています。
納豆菌の善玉効果として、腸内の善玉菌を元気にするすることが
知られていますが、その作用が強いのも嬉しい食材です!
通常の乳酸菌よりも長く効果を発揮することが確認されており
納豆に含まれる消化酵素(ナットウキナーゼ)は、
ワンちゃんの主食であるタンパク質分解酵素が豊富なため
消化のサポートも期待できます。
なるべく細かく刻んだものとして、
ひきわり納豆を開封、1~2時間放置して表面を乾燥させて、
ドライフードに混ぜて食べさせるのが良いと思います。
食後は、口の周りのネバネバを拭いて上げることを忘れずに(*^^*)
アレルギー性鼻炎の治療は抗生物質や消炎剤、ステロイドの投与が行われます
が、まず何が原因になっているのかを突き止める事が大切な様です。
人間でも辛いくしゃみや鼻水。
人間より体が小さい犬にとってどれ程辛いのか、想像しただけで心苦しくなります。
そんなアレルギー性鼻炎を予防する為にはまずワクチン接種。
そして出来るだけアレルギーとなり得る物や鼻を刺激する匂いのキツイもの、たぼこの煙などは避けて頂きたいと思います。
大切な犬の為ならタバコも我慢できますよね?
くしゃみや鼻水で考えられる病でとっても恐ろしいものが「ジステンパーウイルス感染症」
なんとこの病で絶滅してしまった種類の狼がいるという恐ろしい病です。
感染経路はウイルスに感染したものからの飛沫感染。
症状は風邪と似ており、発熱・くしゃみ・咳・目やに・下痢・嘔吐。
症状が悪化すると下半身麻痺を引き起こします。
更に免疫が低い場合は死亡してしまう場合も。
このジステンパーウイルスを予防する為には予防接種が重要。
死を招く恐ろしい事態を避ける為にも、
予防接種は必ず受けて頂きたいと思います。
但し、予防接種もお医者さんの話を聞きながら
できればその抗体を作る仕組を理解して、
知性的に対処していただきたいと思います。
なんでもかんでも予防接種を受けるというのは、ワンちゃんの健康を損なうリスクが多々ありますので、子供に受けさせるときと同様に慎重に行動することが、後々の副作用や後遺症、摂取直後の熱、アナフィラキシー・ショック様症状、けいれん等のリスク回避には重要です!
但し、人間でも苦しいくしゃみや鼻水は犬にとってもかなり辛いはず。
大切なワンちゃんが苦しむ姿絶対見たくないですよね?
いつまでも健康で長生きしてもらう為にも、
日頃から人間が注意を払うべきなのではないでしょうか?
小さな命はあなたの行動に委ねられているのですから。
最期まで責任を持ってお世話をしたいものですよね。