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プロも驚く!アマチュアゴルファーのための完璧クラブセッティング術

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プロも驚く!アマチュアゴルファーのための完璧クラブセッティング術

ゴルフは様々なシチュエーションでショットを打つスポーツです。そのため、適切なクラブセットアップは非常に重要です。

ここでは、アマチュアゴルファーに必要なクラブセットアップの考え方をご紹介します。

はじめに必要なことは、コースでスコアメイクを考えながら、使用頻度の高いクラブをピックアップしていきます。

これが後に練習法につながっていきますのでとても重要な要素になります。

クラブの使用頻度を理解する

平均的なアマのラウンドでは、クラブの使用頻度は以下のようになります:

- ドライバー: 14回
- ショートアイアン: 18回
- ウェッジ: 9~18回
- パター: 36回

この使用頻度を念頭に置き、各クラブの重要性を認識しましょう。

各クラブの役割を把握する

ティーショット (ドライバーやFW等):使用率14回

ティーショットは、プライオリティとして、コース内に留まることが最重要で、飛距離よりも方向性を重視しないと、OBやラフ、バンカー、障害物などの問題を引き起こしやすくなります。

これがダブルボギー以上の入口です。まずは各ホールボギーで上がるのが90切りの最短コースです。

ショートアイアン:使用率18回

ショートアイアンはグリーンを狙うための重要なクラブで、縦距離も方向性も、正確性が求められます。そのためにプロの多くは8・9番アイアンしか練習しない人も多いようです。

これがバーディーの入口で、クラブセッティングの要中の要といえるのがショートアイアンです。まずはこのクラブを完璧にものにしましょう!

ウェッジ:使用率9~18回

ウェッジは、トラブルショットやバーディー、リカバリーショットの要になるクラブです。100ヤード以内のアプローチやバンカーショット、ピッチショットで毎度必要になります。

これがパーの入口で、必須である寄せワンをする、スコアメイクの鍵となるクラブです。ショートアイアンの次に、完璧なサンドウェッジを手に入れましょう!

パター:使用率36回

パターは最も使用頻度の高いクラブであり、最後の仕上げを行うクラブです。スリーパットしている限り、90切りは望めません。

これがゴルフの最終章で、バーディーを沈める、長い距離でもツーパットで上がる、ゴルフ上達の最終点になります。

これらを考慮して、どのクラブが最も重要であるかを抽出してきます。

アマチュアに適したクラブセットアップ

ドライバー (1本~)

まずは高額で宣伝ばっかりしているドライバーは意識から外して、安くて簡単に打てるドライバー、中古の名機を探しましょう!

手の入りやすいモデルとして、PING・Taylor Made・キャロウェイ・スリクソン(XXIO)のRシャフトを安く購入します。

ショートアイアンが上達するまでは練習しても、良いスイング作りにはなりませんので、たまに気晴らしで打つ程度と考えるとよいでしょう!

代わりに5番ウッドを買った方が、早くうまくなると思います。

フェアウェイウッド (1本~)

3番ウッドをゴルフ場の変化に富むライから完璧に打つにはかなりの上達が必要です。そのためオプションと考えると良いと思います。

5番ウッドは比較的簡単で使用頻度高めですので、ショートアイアンが打てるようになってきたら、合間に打ってみることをおすすめします。

7番ウッドは距離が出しにくく、オプショナルのクラブなので、ハイブリッドユーティリティとの連携で、後に考えると良いと思います。

ハイブリッドユーティリティ (1本~)

ロング・ミッドアイアンの代替としては、とても便利なクラブですが、使用頻度は低いです。

特にドライバーがうまくなってくると、長いショートホールかパー5でのレイアップやトラブルショット以外には、殆ど使わないお助けクラブです。

ゴルフの方程式は、ドライバー→ショートアイアン→パターの繰り返しが、理想的なゴルフです。

この方程式に乗っ取ったグラブ構成や練習が一番早くうまくなる道ということになります。

アイアン (4本~)

アイアンは最も重要なクラブで、5番・6番・7番から始まり、PWまでのセットです。

多くのプロは9番または8番アイアンをフェースが擦り切れるほど打ち、スイング作りの要にしています。といいますのは、これが完璧にできれば、他のクラブは必然的に高いレベルで打つことができるからです。

ゴルフクラブは、どの番手でも良いスイングで打てば、自動的に良い弾道が出るように設計されており、番手ごとの練習はあまり効果的ではありません。

56°サンドウェッジ (1本~)

ウェッジの中でも最も使用頻度が高いのが、サンドウェッジです。

その独特なバウンスやフェイス角により、どのような場面でも万能な機能を発揮してくれる手放せないクラブです。

その他にもギャップウェッジやロブウェッジがありますが、サンドウェッジがある程度打てるようになったら考慮すると良いと思います。

パター (1本~)

多彩なモデルがラインナップされていますが、基本的には3タイプに分かれます。

  • PINGタイプ
    俗にブレードと呼ばれるタイプで、上級者に向いている機能が備わっています。
  • マレットタイプ
    PINGタイプより直進性が高く、スイートスポットが広めで、寛容性が高くなったタイプです。
  • 2ボール・四角いタイプ
    このタイプは、直進性・スイートスポットの大きさに於いて最大で、現在ではこのタイプが最も汎用性が高く、広く使われているモデルです。

セットアップのポイント

1. キーになるクラブから考える
2. キーになるクラブで骨子を構成する

各クラブ間の飛距離の間隔を均等にする、ウェッジを揃える、ウッドを揃えるなどは、アマチュアにとっては、フルショットしか打たないことを前提とした考え方で、上達を遅らせる最たるものです。

ツアープロの競技ゴルフは別次元の話になりますので、アマチュアには参考にはなりません。

基本は、コースではフルショットは打たないことを受け入れることで、ゴルフの本当の上達の道が開かれます。

逆に言うと、良いスイングならば軽く打っても相当飛ぶので、フルショットが必要なくなるということです。

ドライバーでも方向性を重視した、8割程度のスイングがスコアメイクには欠かかせません。

ただ難しいのは、フルショットではない多彩なコントロールショットを、緩まずに正確に打つことが、ゴルフの最大のチャレンジと言えます。

ここで一旦まとめてみたいと思います。

ここまでの考察により、骨子となる必要なクラブ構成は以下のようになります。

必須クラブ構成

  • ドライバー(5番ウッドに代替可)x1~
  • ショートアイアンx4(7・8・9・PW)~
  • サンドウェッジ(56度)x1~
  • パターx1~

小計しますと7本になります。

この7本がゴルフ道具の要で、他のクラブはなくてもなんとかなります。更に言いますと、この7本をある程度のレベルで使えるようになるために練習するわけです。

その最も効率の良い練習が、8番又は9番アイアンを、縦距離・方向性がクラブ性能に一致するように、フェースが擦り切れるまで打つ練習です。
これはドライバーからパターまで上達する練習法なので、正しいスイングで、フルショットからチップショットまでの範囲をまんべんなく練習してみてください。

以下はオプションで、後に考えると良い項目です。

上手い人のクラブセッティングの特徴

1. 多様性のあるウェッジ選択

上手い人は、ショートゲームの重要性を理解しています。そのため、複数のウェッジを使い分けることで、様々な状況に対応できるようにしています。

- ピッチングウェッジ(PW):46°-48°
- アプローチウェッジ(AW):50°-52°
- サンドウェッジ(SW):54°-56°
- ロブウェッジ(LW):58°-60°

ウェッジセットで一般的なのが:

  • 48°・52°・56°
  • 50°・54°・58°
  • 52°・56°・60°

になりますが、要のウェッジは56°~60°のウェッジで、その他のシチュエーションはピッチングウェッジで代用が可能です。

2. 長いアイアンの代替クラブ

女子プロなどの多くの上級者は、難しいロングアイアン(3番、4番)の代わりにユーティリティハイブリッドクラブを使用しています。これにより、より安定したショットを打つことができます。

ですが、ユーティリティーに慣れる前に、距離が出しやすい5番ウッドを得意クラブにすることをおすすめします。5Wで長い縦距離や左右への弾道を打ち分けることで、どんなコースに行っても余裕で良いスコアを出すことができます。

そして7番アイアンをしっかりと距離が出せることで、ハイブリッドユーティリティも自在に打てるようになります。

3. 状況に応じたドライバー選択

コースの特性や当日の調子に合わせて、複数のドライバーを使い分ける上手い人もいます。例えば、飛距離重視のものと方向性重視のものを使い分けるなどです。

この場合、ミニドライバーや3番ウッドだと思いますが、使用頻度を考えるとやはり5番ウッドをマスターすることの方が重要で、良いスイングになってきたら考慮する事項になると思います。

4. パターへのこだわり

スコアに直結するパッティングを重視し、自分のストロークに合ったパターを選ぶことは重要です。フェースバランス、ヘッド形状、グリップなど、細部にまでこだわりを持つことで、ゴルフの深淵に触れることができると思います。

ですが中級者レベル位まではパターが下手なので、緩まないように腹圧で、2ボールタイプや四角いヘッドで、シャローにまっすぐ打つ練習をすることが一番重要だと思います。

アマチュアゴルファーが実践できるポイント

1. 自分のレベルに合わせたクラブ選び

上級者のセッティングをそのまま真似るのではなく、自分のスキルレベルに合わせたクラブを選びましょう。例えば、初心者であれば、キャビティバックのアイアンセットを選ぶなど、より扱いやすいクラブを選択することが大切です。

易しいクラブを選ぶことは上達の最短距離です。難しいクラブは上級者でないと扱えません。この辺をしっかりと理解することで変なスイングの癖や考え方をすることはなくなります。変な癖や考え方を治すのには何年もの歳月がかかりますので、身に付けないことが賢明です。

2. ギャップを意識したセッティング

クラブ間の飛距離の差(ギャップ)を均等に保つことで、どんな距離でも対応できるセッティングを目指しましょう。特にウェッジとアイアンの間のギャップに注意が必要です。

3. 得意クラブを増やす

自分が最も得意とするクラブを把握し、そのクラブと同様の特性を持つクラブを他の番手にも取り入れることで、安定したプレーを目指せます。

4. 定期的な見直し

自分のスキルレベルや体力の変化に合わせて、定期的にクラブセッティングを見直しましょう。季節や主にプレーするコースの特性によっても、最適なセッティングは変わる可能性があります。

5. プロのアドバイスを受ける

クラブフィッティングの専門店やゴルフショップで、プロのアドバイスを受けることをおすすめします。自分では気づかない改善点を見つけられる可能性があります。

まとめ

完璧なクラブセッティングは、上手い人の真似をするだけでなく、自分のプレースタイルや特性に合わせて作り上げていくものです。

アマチュアゴルファーの皆さんも、この記事を参考に、自分だけの理想的なセッティングを見つけ出してください。

クラブセッティングの改善は、ゴルフの楽しさを何倍にも増やしてくれるはずです。ワクワクしながら、理想のクラブセットを作り上げていきましょう!

適切なクラブセットアップは、スコアアップの近道となります。自分のプレースタイルや技術レベルに合わせて、最適なセットアップを見つけてください。

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